ゴミ屋敷や部屋の片付け掃除|依頼者が求めるサービスをすべて実現
相見積を取ろう|すぐに業者を呼んではいけない
2023/05/16
ですがこのような内容を鵜呑みにするのは少し危険をはらんでいます、この手の情報の特徴でもあるのですがとにかく精度が低くその方法であるとか本来の目的が書かれていないためお客様側で混乱が起こり結果的に問題解決に至らないということが多いのでいつものように実体験を交えながら書いていきたいと思いますがその前にひとつ大事なことを冒頭に書いておきます。
まず大前提としてすぐに業者を呼んではいけません、先にやるべきことがひとつありますので詳しくは本文をお読みください。
☆その業者安易に個人情報渡して大丈夫ですか?
☆この記事は佐々木久史が監修執筆します
相見積三社は時には邪魔な情報
相見積7社で大混乱!部屋も片付くことなく迷宮入り!?
2019年にワンルームのゴミ部屋を片付けたお客様なのですがこの方片付けようと一念発起し業者探しを始め約半年もかかってしまったらしく一時は業者探しに疲弊してしまい片付けることを断念したぐらいです。
2018年頃から部屋の片付け関係のオウンドメディアとその配信元であるマッチング業者(一括見積系の集客サイト)が乱立し始めました、みなさんも一度は目にしたことがあると思いますがたいして根拠もない情報をバラまいてるページ数だけがやたら多いあれです。
相見積のこともそうですがワンルームの片付け標準価格は3~5万だとか2LDKのゴミ屋敷を片付けるには?などぱっと見はいかにも体験談っぽく書いてますがよく見るとどこも同じような内容です、それに呼応して広告のリード文が価格重視の過激なものになってきました、たとえば軽トラ積み放題8000円とかゴミ屋敷片付け5000円などです。
そしてこの方もあー相見積を取るのかと最初は三社に問合わせたそうですがそこで価格の差に唖然としてしまい混乱その一が起きました、無理もありません上下の差が3倍もあったと言います(20万~60万)なんとなく腑に落ちなかったので日を開けてさらに3社に相談したところ混乱その2が起きました、今度は価格面でもですが希望してもできない作業があることに驚いたそうです。
というのもこの方はゴミがなくなった後部屋の掃除も希望してました(ハウスクリーニング)が全6社中ハウスクリーニングまでできるのは2社だけだったそうです、ゴミ屋敷片付け業者と言いながら掃除をしてくれない持っていけない物もある価格差は15万~70万とどうやって選ぶんだとなってしまったのです。
この方が最初に選んだ三社は不用品回収をメインとしてるところと便利屋だったそうです、後半の三社も同じような感じで遺品整理を主に行ってるところが一社混じってたそうです。
特筆すべきはどの業者も年間実績数が相当あり価格も最安値を掲げ快適な部屋にしますと書いてあったこと。
あまりにも想像とかけ離れてたことに驚き業者探しを断念ししばらく経過したときに私たちが出演したテレビを見て連絡をくれたという経緯でした。
この方のディテールは下記の通りです。
■東京都内ワンルームマンションで4~5年ゴミを溜めてしまった。
■必要な物とゴミが混在してる状況ですべてがゴミではない。
■ユニットバスもひじょうに汚れている。
■ゴキブリも出ていて悪臭もある。
私たちが行った提案は次の通りでした。
1.必要な物を探し出しながら明らかなゴミや不用品をどんどん廃棄、明らかなゴミではない衣類や本は選別して廃棄。
2.水回りと床をキレイにクリーニングする。
3.仕上げの除菌と消臭を行う。
4.収納整理を行い根本的な部屋作りまで行う。
部屋の状況と本人とのヒアリングの上このような提案を行いました、この時点でひじょうに驚かれました、今までの6社はなんだったのか?
しかもこの提案と概算の見積もりは現地でのものではなくメールで送られてきた写真とヒアリングのみでここまで弾き出したことに本当にびっくりしていました。
最終的には現地で正確な料金を出し(1)~(3)までの作業を行ったのでした、トータル費用は38万円になりましたがもし料金だけにとらわれていれば15万円や20万円付近を提示した業者に依頼し結果的に後悔したのではと振り返っていました。
つまり高い安いの判断はそのお客様のニーズを満たせるかどうかであって根拠のない数字を並べたり関心を惹くためだけの料金提示ではないということです。
☆ゴミ屋敷片付け料金の算出方法
相見積で何を知りたいのですか?
料金を知りたいだけなら部屋に呼ぶ必要はない
初めて業者を使う方はまず片付け費用の相場観を知りたいというのが先にあります、これは当然で料金のノリがわからなければ進めようがないからです。
ですから他の記事ではその料金のノリを知るために相見積をいう流れになっているのですが、まず見積とは何か?を概念的に知る必要があります、そもそも見積とはあくまでも概算であって確定値ではないということを知っておいてください。
家を建てるとき、リフォームするとき、車を買うときなどどんなシーンでも見積というものが出ますが100%見積記載金額で終わるということは意外と少なく特にリフォームなどでは途中で変更が入ったり追加作業が発生したりと変更点が多く発生することがあり結果的に見積額通りではないということも多いのです。
つまり見積とは目安であって〇〇円~〇〇円と幅があって当然のものです、これを部屋の片付けや掃除に当てはめた場合も同じでヒアリングや写真から今この状況だからこのような作業をする、結果このような完成形の部屋になりますと提案しこの一連の作業をしたなら〇〇万円と提示する、これが見積です。
本来の見積であればこのようにヒアリングや写真で充分出せるのです(普通の業者であれば)この時点で「見なければわからない」と言う業者はど素人か別の目的があると思って間違いなく、この時点で選定から外すことができ合理的です。
まず料金のノリを知りたいという場合はわざわざ時間を空けて来てもらう必要もなく、この工程を踏めば時間の節約にもなりますし何よりストレスになりません、業者ごと料金を比べるのは大いに結構ですがすぐに呼ぶのではなくこの概算を探るということから始めましょう。
業者を部屋に呼んだ際のポイント
悪意のある業者の存在を忘れてはいけません
一番の関心ごとである料金のノリは上記の方法で知ることができます、場合によってはこの時点で発注とし日程を入れてしまってもいいでしょう。
それでもやはり料金の確定値がほしい、細かなことも伝えたいという場合もあるでしょうからその場合は訪問をお願いしましょう。
ただし料金関係の見積はすでに出ているのですからそちらに重きを置くのではなく、作業内容の提示や気になる点の質問の場と考えたほうが良いでしょう、そしてお客様はとにかくその来訪した担当者の人となりをしっかり観察することです。
たとえその見積担当者が作業に来ないとしても、その会社の雰囲気は人を見ればだいたいわかるものです、もしこの時に不信感を感じたり嫌な印象を持ったのであればどんなに魅力的な料金であっても選定から外すべきです。
再三お伝えしていますが悪意のある業者ほど訪問見積をしたがります、これはこの家には何があるのか物色するためと、もうひとつは密室で契約を迫れば断り切れないことが多いという心理状態を知っているからです、特にゴミ屋敷の人は後ろめたさや恥ずかしさを抱えています、そこに付け込んでくるのです。
けっしてすぐに見積にお伺いしますというのは親切でもなんでもなく上記のような悪意を持った業者も多いというのは心得ておいてください。
☆騙しばかりの部屋の片付け業者オススメ10社!
部屋を片付ける目的はなんですか?
費用にとらわれて本来の目的からかけ離れる
ゴミ屋敷を片付けたい、部屋を片付ける業者を探すという行動に移す場合90%の方が安い業者はないかと探します、何度も言いますが安いに越したことはないのですが目的は何かを忘れてしまうことがよくあります、あなたはゴミ屋敷状態の部屋をキレイに快適に住めるように回復させたいと願ってるはずです。
ゴミ屋敷を片付けようとしてるのに不用品回収業者やなんでもかんでもメニューに詰め込んでるよくわからない業者を選ぼうとしてませんか?これは例えばアルファードやエルグランドのようなミニバンを買おうとしてるのに車屋に行って軽トラを買うぐらいちぐはぐな行動なのです。
不用品回収業者も遺品整理業者も便利屋もどこも『ゴミ屋敷片付け』をメニューに入れてますが実態はゴミ屋敷片付け清掃とはかなりかけ離れてるのが実情です、不用品回収屋は粗大ごみや家電を「回収」するだけの単純作業です、ゴミの山から必要な物を探し出し部屋を整え水回りをクリーニング仕上げるという芸当は基本的にはできません。
ですから巷の情報でよくある見積もりは三社からという情報は間違いではないのですが情報としての精度は低く肝心な部分が抜けています、正しくは同じレベルの業者三社と相見積をしましょう、が正解です。
ですからどうしても三社見積をしたいのであれば(1)電話やメールで作業内容と概算を提示してもらう (2)気になった業者に訪問をお願いする。
(1)は時間も費用も掛からないので三社どころか十社でも二十社でも構いません、(2)はいいとこ一社か二社というところが現実的です。
☆ゴミ屋敷はこのようにして片付けを進めます
相見積をしないのが最近の主流!?
行政ですら相見積をせず発注のワケ
この相見積についての見解と啓発は精度の低い情報をバラまくオウンドメディアが台頭しだした2017年頃よりブログやSNSで啓発を続けてきました、その甲斐あってかどうかわかりませんが相見積で数社を呼ぶという現象が少なくなってきたように感じます。
少なくとも私たちのお客様は料金的なノリは先ほどの方法で数社取ってその後はそのまま日程を決めて発注という人が多いです、実際ワンルームや2DK程度の単純なゴミ屋敷の片付けや汚部屋系ハウスクリーニングだけなど複雑な要素がない場合は先に出してる概算から大きく離れないので現地を見ずとも作業は可能です。
そして私たちのどのホームページを見てもわかるように嘘や誇張は一切ありません、片付け料金にしてもすべて本物の事実に基づいた記載をしていますし、運営方針や理念まですべてオープンにしています、そのようなことが評価されてもう十分に理解してますのでお任せしますと言って発注してもらえるのは本当に名誉なことと感じています。
私たちは行政機関との取引も多いですが、本来行政機関は三社見積もりが基本です、ですがここ最近は相見積なしのダイレクト発注もかなり増えました、これは東京都の電子調達システム加入事業者であることが大きいのですが何より事業実態のよくわからない業者が多いので無駄な三社見積をしないと言っていただいた行政区もあります。
電話やメールで概算金額をお知らせします
部屋を片付けたい、ゴミ屋敷を一掃したいと思ったらまずは電話やメールで部屋の状況をお知らせください、電話であれば3分~5分、メールは24時間以内に返信し必要と考える作業や片付け費用の概算をお知らせします。
写真を添付いただくことでより正確な概算をお出しできます、しかも匿名でも問題ありませんので安心してお送りください。