【ゴミ屋敷清掃】部屋のお片付けと不用品回収との違い

2023/10/13

まごのてへのご相談で本当はゴミ屋敷のお片付けなのに「不用品回収をお願いします」という言葉から始まることがあります、不用品回収と言われると頭の中では文字通り家具や家電など粗大ごみの不用品回収を連想してしまい、話を進めるうちにどうやら単純な不用品回収と違うぞとなることが多々あります。

これはあくまでも私たち業者目線であってお客様から見た場合、なんとなくゴミ屋敷片付けも不用品回収も似てますし同じような要素もあることから混同してしまってることもあるのではと感じます。不用品回収業者のホームページでも「部屋のお片付け」や「清掃や掃除」という言葉を使っていますので、末端のお客様が混同したとしても仕方ありません。

本記事は株式会社まごのて代表取締役佐々木久史が体験談を交えて執筆しました

不用品回収屋は99%嘘つき業者です
 

部屋のお片付けをしたいなら不用品回収業者ではない

ゴミ屋敷をはじめ部屋のお片付けを希望している人が、不用品回収という言葉で進めてしまうと思わぬ失敗を招くかもしれませんよ、というのが今回の記事です。おそらくこのような視点から書いた記事はありませんので不用品回収とゴミ屋敷の片付けとの違いや費用の差や相場観をお知らせします。不用品回収業者を貶めたりdisる目的ではありませんが、昨今の不用品回収業者の集客手法に疑問を感じることがあるのと、やはりそれぞれ業者ごとの専門がありますので、ご自身のニーズを満たせる業者なのかを見極めてほしいという啓発も含んだ内容となってます。

株式会社まごのてはゴミ屋敷の片付けや掃除、特殊清掃を主軸とした業務内容で15年間営業し今までに1万件以上の部屋を片付けたり清掃したりしました、それら膨大な経験を元に部屋のお片付けや業者探しをしている人向けに正しい情報を発信しています。
 

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ゴミ屋敷片付けと不用品回収の違い

冒頭で書きましたが「不用品回収をお願いします」という相談から始まることがあるのですがヒアリングを進めると実はゴミ部屋でそのお片付けや掃除が必要ということがあります、同じように不用品回収という言葉から始まり実は特殊清掃や遺品整理が本当の望む作業だったりすることもあります。

確かにゴミ屋敷(部屋)は不用品(ゴミ)ばかりですから広い意味では間違いではありません、これはあくまでも業者目線なのですが不用品回収と聞けば家具や家電などの粗大ごみを回収するだけという判断をしてしまいます。

一方ゴミ屋敷片付けとなると単純に回収とはならずいわゆるお片付けや掃除の要素が加わりますので作業内容がまったく違うということになります、同様に遺品整理も同じで確かに遺品整理は家具や家電も捨てることになるためなんとなく意味合いは似てますが作業内容はまったく異なり整理するという要素が加わりますので単純な不用品回収とは一線を画します、ですがこれはあくまでも我々業者目線の話であってお客様はその線引きが何なのかは実はわかりません、わかっていなくて当然というのが現実的なところではと思います。

ですが認識を間違ったまま片付け業者探しをすると失敗する可能性があるということですが、具体的な例では遺品整理の業者を探しているのに不用品回収業者を選んでしまったらどうなるでしょうか?
思い出の物を探したり貴重品を探したり形見分けをするはずの遺品整理が、不用品回収業者の手によってガンガン運び出され汚いトラックに投げ入れられたらどう感じますか?

言葉と認識が違うと思いがけず悲しい目に合うかもしれないということは覚えておいていいと思います。

ゴミ屋敷片付けと不用品回収の違い
 

不用品回収と遺品整理の境目?

以前遺品整理のお問合せで面白いものがあり思わず唸ってしまったことがあります、正直我々業者でもなるほどと思ってしまう内容でした。

このお客様はその少し前に特殊清掃を行ってる方で、まごのての特殊清掃後にご家族で遺品整理をしたという経緯があります。そして私たちに遺品整理が終わったので回収をお願いしますと連絡がきたのです、前段階で特殊清掃を行ってることから回収ではなく遺品整理ですよね?と聞くとそのお客様はこう言いました。

遺品整理と言った場合と不用品回収と言った場合と料金が違うでしょ?遺品整理は済んだので不用品回収です。

賛否はあるかもしれませんがこれは秀逸だと純粋に感じたものです。遺品整理は文字通り故人の物を整理する、その中には貴重品や思い出の物をピックアップするという目的があるのです。

いわば気持ちが入るのが遺品整理なわけですがその工程を終えた後はすでに抜け殻となったただの「物」ですから不用品回収という認識はあながち間違いではないと見れるのです。
つまりその境目は依頼者の心の内側次第とも取れます、ただ私たちは不用品回収単体では積極的に行っていないこともあり、また前段階の特殊清掃を行っていたりすると心情的に割り切れない部分もあるのです。

わかりやすく遺品整理と比較していますが、ゴミ屋敷のお片付けも同じで他人から見ればゴミ山にしか見えませんが、そこは人が現実に暮らす生活の場です、当然生活に必要な物やその人にとって大切な物もあるのです、ですから不用品回収ではなく部屋の片付け、と分けて考えるほうが良いのです。
 

不用品回収と部屋の片付け作業方法と料金

実際に不用品回収業者と部屋の片付け業者(ゴミ屋敷業者)との料金の差について解説してみますが、料金設定については各社様々です、まごのての認識では単純な不用品回収ではたいした技術も必要ありませんので、作業費よりもゴミ処分費のウエイトが大きくなり、ゴミ屋敷や部屋の片付けとなるとゴミ処分費は同じだとしても作業費はそれなりに大きくなるという考えです。

不用品回収業者は仕事が粗く料金も高い
 

遺品整理作業と引越作業を比べてみる

遺品整理の場合はこのようにお客様や片付け業者側の認識で変わります、ちょっとイメージしにくいかもしれませんので引越を例にとりながら進めます。

遺品整理と引越は似ている

部屋から荷物(家具)を出しトラックに載せる、この作業は不用品回収も同じです、ですが引越は家具を梱包し通路を養生しキレイなトラックに積みます、一方不用品回収はどんどん荷物を運び出しあまりキレイとは言えないトラックに壊れるのも構わず投げ込みます

汚いトラックは不用品回収業者

同じ荷物を搬出してトラックに積むという作業内容でもこれだけの違いがあるのです、遺品整理の場合はこれはまごのての場合ですが上記のように引越に近い荷扱いをします、つまりゴミとして扱うのか遺品として扱うのかいわば心根の問題ということになります。

ではその費用はどれだけの差になるのかですが、それこそ各社さまざまですので一概に言えませんがまごのての場合ですと単純な不用品回収と遺品整理とでは1.5~2倍の差が出ます、ではその内訳に少し触れてみたいと思います。
 

遺品整理と不用品回収の料金と作業内容の違い

(例)1DK家財一式撤去
押入内ありタンス内に物ありリサイクル家電あり

遺品整理をする部屋

もしこの部屋を不用品回収として作業した場合、まごのてであれば約16万円で作業時間2時間程度、作業内容はとにかくどんどん部屋から出してトラックに載せるという内容です。

次に遺品整理として作業した場合約22万円で作業時間はほぼ1日かかります、もし2部屋3部屋となれば場合によっては2~3日かかる場合もあります。

この差は何かというと作業費(人件費)です、処分にかかる費用はどちらも変わりませんが作業費部分が大幅に違います、時間制料金というわけではないのですが2時間程度と試算するのと丸1日かかる作業とでは当然違ってきます、もちろん作業内容も全く違い遺品整理ともなれば要求される内容も不用品回収とは違うのです。

ゴミ屋敷の片付けだともっと作業内容が違い単純な不用品回収とはまったく別物であることはご理解いただけると思います。

まとめますと、不用品回収と似てるというだけで遺品整理やゴミ屋敷片付けはまったく作業内容も方法も違うということです、業態に優劣をつける意味ではありませんが専業が不用品回収屋なら遺品整理もゴミ屋敷も出来ないですし、ゴミ屋敷や遺品整理が専業なら単純な不用品回収は問題なくできると考えれます。どんな世界でもそうですがレベルが高い仕事をしてる人は潰しもきくと考えていいと思います。
 

不用品回収の本当の価格相場とは

別のコラムでも書いてますが私たちの仕事の経費は大きくは廃棄物処分にかかる費用と人件費などの諸経費です、単純に人件費と処分費のコスト削減ができれば安く提供できる、もしくは利益を厚くすることができます。

言うまでもなく人件費削減は労基法違反や過重労働となる可能性をはらんでますし処分費の削減は不法投棄や不正処理が大前提となります。

不用品回収業者のホームページを見ると軽トラック満載1万円程度が主流で下5千円上1.5万あたりが多いようでこの料金があたかも相場のような印象を与えていますが現実はまったく違います、ここも事例を交えてご説明します。

軽トラック不用品回収

軽トラックの不用品回収のイメージはこのようなもので先ほどの遺品整理で示した部屋であれば2台分というところでしょうか、キャパ的にはタンスや冷蔵庫といった多少大きな物も載りますし小物は隙間に入れたり上に積んだりすることが可能ですがこのイメージ図のようにこれでだいたい満車という扱いです。

トラックに積んだゴミを適正な処分をした場合の原価ですが、軽トラックの最大積載重量は350Kgですので300Kgと仮定した場合、東京近辺の民間処分場で2万円前後かかるはずで。当然リサイクル家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)は法定リサイクル費用が掛かりますのでもし家具や家財300Kgとテレビが1台載っていればそれだけで処分原価が2万円を超えるのです。

2万円前後の原価がかかるのに、軽トラ積み放題の不用品回収業者は1万円~1.5万円程度の価格表示をしているのかですが、考えれる可能性は2つで1.実際はもっと高い料金を請求する 2.不法投棄や不正処理をする これしかありません。

以前まごのてで不用品回収業出身の者が働いていたことがありますが、その者が言うには現場で値段吊り上げはデフォで1台で済むところを2台3台と蒸かすのは当たり前。しかも1台の単価もホームページ記載の数千円ではなく5万円やときには10万円以上に膨らむこともあるそうです、また処分に関しても正規の処分場に入れることはあまりなく不正処理に近い形で処分されてたといいます。

もし不用品回収の料金相場はというのであれば軽トラック1台の不用品回収相場は最低で3万円~3.5万円(東京近辺)が本当の相場です。
 

業界最安値の不用品回収屋は危険

2023年7月10日追記:この手の記事を書く際は若干ソフトな表現にしていますが、もう断定系のストレートな表現で良いのではないかと思えることがありましたのでストレートに書きますが、不用品でもゴミ屋敷でも遺品整理でも『業界最安値』と書いてる業者はロクなもんじゃないので近ずかないほうが賢明です。このことは何年も前から啓発してますが振込詐欺と同じで一向に減る気配がありません、減らないのは利用する人がいるからでこの手の業者視点で見た場合世の中にはこんなにカモがいるんだと笑いが止まらないことでしょう。

上記にも書きましたがまともなゴミ処分をすればゴミの処分費だけで2万円近くかかり、その他人件費やトラック経費が掛かるのに1万や1.5万円でやると堂々とホームページに書ける片付け業者の神経もわかりませんし、ゴミなんだから安いに越したことはないと思いっきりネギを背負ってこの手の業者に接触してハメられる。正直哀れで仕方ありません。

不用品回収程度ならボッタクリに遭ったとまだ笑い話で済むかもしれませんが、遺品整理だったらどうでしょう?ゴミ屋敷といえど大切な物も混じってる部屋だったらどうでしょう?ボッタクリをするような悪徳業者をプライベートスペースに入れる勇気ありますか?

お客様側ももう少し警戒心を持ってもいいのではないでしょうか?冷静によく見ればホームページ内に矛盾や嘘を感じることができます、嘘が1点でもあれば真っ黒と判断しけっして一縷の望みは持たないことです。
かつてこの手の悪徳不用品屋に乗り込まれたことがあります、不用品回収業者ばかりを悪く言うな!お前たちも同じ穴の貉だろ!騙される客にも非があるんだ!商売の邪魔するなと散々息巻いて帰っていきましたが、その不用品屋現在は存在しません。私たちの手で叩き潰しました。

下の写真は@Sympathy_ihinさんのTwitterの内容です、@Sympathy_ihinさんは大阪の遺品整理業者ですが元警察官だからか悪徳不用品屋の情報が集まるようで、よく啓発tweetを出してますので参考にしてください。


悪徳不用品屋に近ずくのはやめよう
 

ゴミ屋敷清掃で不用品回収業者は使わないほうがいい

この記事でお伝えしたかったことは、人の生活の場であるお片付けや清掃では不用品回収業者を使うのは危険ですということです。別に不用品回収業者を目の敵にしてるわけではありませんが、実際問題としてトラブルを誘発しているのは不用品回収業者ということが多いのです。

ゴミ屋敷の片付け現場でも取り置いてほしいと言った物が無くなったり、探し物が見つからなかったり、床が汚いまま完了と言われるのは決まって不用品回収業者です。

特殊清掃や遺品整理の現場でもそうです、土足のままズカズカ上がり込みご遺体痕があるまま家財を投げるように搬出し、共用廊下やエレベーター内を汚すのも不用品回収屋の仕業であることが多いのです。

ですから大事な物がある部屋や、生活の場である場所には不用品回収業者を入れない方が良いという所以です。

本業が何かわからない掃除屋サイト
 

その清掃業者のメイン業務はなんですか?

ゴミ屋敷のお片付けや遺品整理業者を探してる人は注意して見てほしいのですが、その選ぼうとしている業者のメイン業務はなんですか?と言う部分です。まごのてはゴミ屋敷の片付けと特殊清掃をメインとし、その周辺業務の遺品整理や消臭なども行っているというのはホームページを見ればわかります、もちろん単純な不用品回収もメインではありませんが依頼があれば行います。

このようにその業者のメイン業務は何かを調べるのはひじょうに大事です、理由は作業の難易度と専門性にあります。
まず特殊清掃(人の死があった部屋の清掃や消臭)が一番難易度が高く本来誰でも参入できるものではありませんし、遺品整理も上記でも書いてますように心根の部分が重要です、そしてゴミ屋敷の清掃も要不要選別能力や清掃(クリーニング)のスキルも必要です。

これらの専門業者は多少荒っぽい表現ですが潰しがきくのです、特殊清掃や遺品整理を常日ごろからやってる業者は単純な不用品回収は簡単に出来てしまいます。

一方単純な不用品回収しかしていない業者が遺品整理やゴミ屋敷片付けをしようとしても一朝一夕で出来るものではなく「ごっこ」の域を出ませんし、ましてやまったくベクトルの違う特殊清掃は真似事すらできません。
※その真似事やごっこを平気でするからこのような業務でトラブルが多発しているのです。

ですのでその片付け業者のメインとする業務は何かというのはひじょうに重要なファクターです、ではどうやってその本業を見抜くかというのを次の章でお伝えします。
 

不用品回収がメインの業者かどうかの見極め

昨今は不用品回収業者ですらゴミ屋敷片付けのプロだの専門家と掲げ、特殊清掃までやると堂々と掲げてますが、これは変な認定資格が流行ってるせいです、何の実力も実績もない者がこのような称号を掲げるものではありませんが、今の主流なので仕方ありません、お客様側が防衛するしかありません。

その業者の本業の見極めポイントですが、まずホームページ内にオリジナル画像が多用されているか、その画像内にしてもらいたい作業内容写真や実体験記事があるか。

そもそもゴミ屋敷片付けや遺品整理と不用品回収が同じように扱われていないかを記載してる文中から読み取ってみましょう、どっちの目線から書かれてるかがある程度読み解けます。

そして使用してるトラックです、これは写真にないこともあるので何とも言えませんが、平ボディの小汚いトラックであれば不用品回収屋です、遺品整理やゴミ屋敷片付けをメインとしてる業者は外から丸見えの平ボディはまず使いません。

このように見極めポイントはいくつかあり業者ホームページをじっくり観察すれば意外と見えてくると思います、またTwitterなどのSNSも併せてチェックするとより精度が高まります。
 

部屋のお片付けと清掃専門のまごのて

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まごのては片付け料金の安さや費用をいかに抑えるかという部分での競争はしません、どうすれば快適な綺麗な部屋になるかのご提案を中心に行います。中には価格重視、片付け費用が安く済むなら不正があっても致し方ない、清掃員の質などなんでもいい、部屋に傷が付こうが共用部を汚そうが、とにかく安ければいいというお客様のニーズは満たせませんが、安心で安全なお片付け業者でなおかつ確実に綺麗になることをご要望のお客様は迷わずまごのてにご相談ください。

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