恥ずかしいから自分の部屋だけど誰かの部屋ということにした

2023/04/23

ゴミ屋敷(ゴミ部屋)を誰かに見せる、知られてしまうというのはひじょうに恥ずかしいことです、住んでる本人でさえ直視したくないのですから他人に見せるのは裸を見せることすら恥ずかしいと言ったお客様がいました。

相手が業者だとしてもその感情は同じでいくら私たちは慣れてるといってもお客様は初めてのことですから問合せや相談段階ではかなりの勇気を振り絞っての行動であると考えます。

そんな恥ずかしさから業者に依頼する場合自分以外の誰かの部屋ということにする。という方がたまにいますが絶対にやめたほうがいいです、今回はこの恥ずかしさが部屋の様子を悪化させるというテーマで書いてみたいと思います。

この記事は佐々木久史が執筆します

 
ゴミ屋敷を見せる勇気
 

ゴミ屋敷に住む人の心理状態

部屋を業者に見せるのは恥ずかしい

特に女性はそう思う方が多いです、恥ずかしさが先だって業者に相談することを躊躇しお片付けそのものを諦めてしまうことも少なくありません。

だから、女性のお客様のゴミ部屋は極限までギリギリまで進行してることが多いのです。

 

ゴミ屋敷片付けを業者に依頼するときに誰かの部屋ということにしよう

以前ある業者のブログにこのようなことを書いて推奨していましたが果たしてこれは正しいのでしょうか?

答えは絶対やってはいけないことのひとつです。


このやり方をしてしまうと部屋の完成形が変わってしまう可能性があるのです、下手したら大事な物や必要な物まで捨ててしまう可能性があります。
部屋の片付けは自分自身が理想とする部屋にすること、です。
他人の部屋ということにしてしまうとその考えや希望を伝えることができません、もちろん私たちも気づいてはいますがバレてるよってことを悟られないようにするからお互いギクシャクしてしまうのは決して良い結果を生みません。

汚部屋大変身!このように部屋が生まれ変わります

ゴミ屋敷は恥ずかしい
 

部屋の片付け業者はその言葉を信用しない

ある程度、経験を積んでる片付け業者はこの言葉を鵜呑みにしません。
よくある例は「妹(弟)の部屋」「友達の部屋」「自分の部屋だけど海外出張の2年間友達に貸してた」です、特に友達に貸してたというのは、どこかにテンプレがあるんじゃないかと言うぐらい使われます。

分譲の自己所有ならまだしも、賃貸の部屋を又貸ししてる人なんて身の回りにいますか?見たことも聞いたこともありません。

しかも、部屋の主が戻ってくるタイミングで失踪して連絡が付かないなんてこと
絶対にない!1000%ないです。

つまり、片付け業者にこれを言ったところで信用しないということです、だからと言って正面切ってウソでしょ?も言いません。

ですが、作業を進める上で2年間他人に貸していたんだから床に散らばってるモノはあなたのモノであってはおかしいです、服も小物もあなたのモノがあったとしても最低2年前のモノですね?矛盾点がいっぱい出てきます。

私たちの場合はゴミ屋敷片付け作業で自社で提供する分割払い制度がありますがこれを言う方は分割取引ができません。

他人の部屋ということにして片付け業者に依頼するメリットは何ひとつなくデメリットしかありません。

1.自分自身の気持ちが後悔に変わる

2.業者に好印象を与えない


それでも他人の部屋ですと言って片付け依頼をしますか?

 

片付け作業途中でウソがバレてしまって心が折れた

東京都内のアパートのゴミ屋敷片付けを依頼したお客様の話です。
実は会社の同僚の部屋で、ゴミ部屋になっており近所から苦情が来ていて早く片付けなければいけない。
でも、本人はこの重圧で精神的におかしくなり、とても自分で片付けたり業者を手配するのが困難だから自分が本人に代わって行うというもの。

現地調査をする時間もなかったので、LINEで写真を見ながらやり取りを行い作業計画を提示しました。

同僚の部屋のはずなのに、かなり細かい部分まで知ってました。
普通、同僚の部屋レベルでクローゼットの中や、キッチンの下の扉に入ってるものまでわかりません。

そして迎えた片付け当日。
当然このお客様は同僚の代理ですから作業中もずっとご一緒していただきました、ゴミの中からこれはと思う物があれば聞いてもらう必要があるからです。

何度目かの「コレもちょっと聞いてもらえます?」とあるモノを渡したときこの方の心が折れました。

突然、「ウソ言ってすみませんでした!」と泣きながら土下座するのです。

私たちは知っていたとも何も言わず「よくあることですから」と言い、作業を続行しました。

終わった頃に出た言葉は、こんな部屋にしてしまったことが情けなかったのと恥ずかしかったので同僚の部屋ということにしたものの、どんどんキレイになっていく部屋を見てこの人たちにウソのまま終わったら自分そのものが腐ると思い打ち明けてくれたのだそうです。

このような例はかなりあり、誰かの部屋ということにした70%ぐらいの方が、実は・・・と本当のことを言ってくれます。

やはり何かを隠して依頼するのは気分がいいものではありません、ゴミ部屋の片付けは今後が大事なのですから恥ずかしがらず相談してください。

恥ずかしさでゴミ屋敷が悪化

 

強硬にウソを通しため完成形が違ってしまった

あるマンションのゴミ部屋片付け依頼はなんと管理会社を装い部屋の住人が逃げたという設定でした。
確かに賃借人が失踪して管理会社経由で相談というシーンは比較的多く違和感はありません、ですがこの担当者だという女性は管理会社の者だと言うけど会社名はいわない、電話番号も当然携帯でどこかおかしいと感じつつも本人の依頼だとはなかなか気づきませんでした(管理会社を装ったパターンは後にも先にもこれ1回です)

そして迎えた作業当日、その管理会社の人に開錠してもらい室内に入りました。
失踪したということはそれなりの日数が経っているはずなのになんとなく生活感がある、ライフラインも全部生きているし台所には飲んだばかりではと思われるコップがあったりする。

そこでなんとなく理解できたけどあなたの部屋でしょというわけにもいかない。

ゴミ屋敷片付けの場合作業前打合せで探し物や残す物を聞くのですが失踪した住人のゴミ部屋を管理会社が片付けるのですから目指す完成形は「部屋を空にする」これしかありません。

一応、聞いたほうが良さそうな物が出たら聞きますねと言い作業を開始したのです、本来であれば依頼者もご一緒いただくのが私たちのスタンスですが赤の他人の部屋ということになってるのですから在室してもらう必要はなく終わる頃呼ぶということにしました。

当然部屋は空になりひと通りのクリーニングを済ませて完了としたのですが戻ってきた管理会社の人はなんだか浮かない顔でしたので思い切って聞くとやっと自分の部屋であることを白状してくれたのでした。

事前に一応衣類などはピックアップしたそうですが慌ててやったので探し漏れがあるかもしれない、本当は家電の一部は残したかったと言うことだったのでゴミを積んだトラックを処分場に直行させず私たちの会社に持ち帰り作業所で再展開し後日部屋に戻したということがありました。

こちらとしては何度も言うなら今のうちと水を向けたつもりでしたがもう一歩の勇気が出なかったようです、そして驚くことに彼女は本当に某中堅の管理会社勤めでした、だからもしものためにと連帯保証人の残置物所有権放棄書などの書類が整っていたのです(もちろん自作)

再仕分けと再度設置の作業が増えたため料金は当初より大きくなってしまいましたが最終的にはゴミ屋敷状態が解消され必要な物も戻ったので良かったですがずっとこのまま嘘を押し通せばすべて買換えることになるためもっと大きな支出になった可能性もあります。

相談の段階ではどんな設定でも構いませんがギリギリの段階では正直に話してくれたほうがお互いのためです、それを聞いたからと言って怒ったりしません、そんなことより思い通りの完成形にならないことのほうが大きなリスクです。

 

【ゴミ部屋の片付け】ご近所にわからないように対策!

お問合せ内容で一番多いのが「近所にバレないようにしたい」です

当然のことです、が・・・しかしこればかりは何とも言えないです、立地や近所の人間関係に左右されることが多く正直やってみなけりゃわからないというのが本音。

ですがそんな中でも最大限の努力をするのがプロの仕事です、あらゆる場面を想定し使用する道具などをチョイスしています、各ケースに応じた作業方法をご提案いたしますのでご安心ください。

芸能人の方や著名な方にご利用実績のある完全シークレットプランもありますが作業日数が2~4倍、料金も3~5倍となりますが絶対にバレません。

☆ゴミ屋敷片付けの費用はこのように決まります
 

ゴミ屋敷片付けで夜間作業をおススメしない理由
出来るだけ目立たないようにと思うのか夜間の作業をご希望される方がいますがこれは絶対オススメできません、その理由は大きくは2点あります。

①実はすごく目立ちます
目立たないようにと思ってるのに逆に目立ちます、ちょっとした音でも周りは反応します

②料金が高くなります
日中に行うのに比べ1.5~2倍も高額になります、人件費が高くなることや翌日稼働させることができない機会損失を考えると高額にならざるを得ません

夜間作業を検討してる方はよく考えたほうがいいと思います、かなり以前ですがあるマンションのお片付けでどうしてもということで夜間作業を行ったことがあります。

着手は深夜11時でした、完全にあたりは寝静まってます、こりゃちょっとやばいかもなあと思いつつできるだけ音を出さずに作業をしていました。

開始から1時間ほどした頃駐車場にパトカーがスーッと止まりました(赤灯とサイレンは鳴らしていない)すぐにピンときました絶対に私たちだと。

案の定でこんな夜中に何してるんですか?と聞かれこうなったら正直言うしかなく当然その裏付けのためお客様の部屋にも来て確認、一同大変バツの悪い思いをしました。

このようなことが何度かあり今は夜間作業を一切行っていませんしオススメもしていません。
 

ゴミ屋敷片付け|安心してお任せください

私たちはゴミ屋敷で悩んでる方の繊細な心理を熟知していますので安心してお任せください。
近隣対策もしっかり行った上で作業を進めますし、女性のお客様や初めての方も安心してもらえるようさまざまな手法を駆使し部屋を元通りにしていきます。

恥ずかしいからと躊躇う気持ちは理解できますが、それで躊躇してしまってはゴミ屋敷は絶対に解消できません、解消どころか月日が経つ分悪化することのほうが多いのです。

私たちにご相談いただければ必ず解決いたしますので安心してお任せください。

☆ゴミ屋敷片付けの女性作業者部隊『ゴミ屋敷bastardなでしこお掃除隊』


ゴミ屋敷解決LINE


PAGE TOP