ゴミ屋敷や部屋の片付け掃除|依頼者が求めるサービスをすべて実現
【これが相場】一軒家のゴミ屋敷片付け|総額770,000円
2023/04/30
庭や公道にまでゴミが溢れ行政代執行の対象になるのは一軒家であることが通例でマンション内ゴミ屋敷とは少し変わった状況であることが多いです。
ゴミ屋敷片付けの情報で一軒家の片付け費用は17万円~60万円という何故かMinが17万円から始まるものが多く中には9万円~15万円と書いてるホームページもあります、いつも書いてますが部屋の間取りや大きさで費用は変わりますが例えばワンルームでも部屋いっぱいに詰め込んでるようなゴミ屋敷は100万円級もありえますし、一軒家でもほんの一部や押入のみと言った場合もあるのですから数万円で終わってしまう場合もありますので、この手の情報を見る場合は具体的に状況や作業内容で照らして考える必要があります、巷のこのような情報は混乱を招くだけで何の参考にもなりません。
☆この記事は実体験に基づき佐々木薫が執筆します
この記事は実際にあった片付け現場を元に書いていますのでどうぞ参考にしてください。
一軒家のゴミ屋敷片付け
ゴミ屋敷になったから家を放置して別に住む
東京のある戸建てのお片付け相談で祖母がゴミ屋敷にしてしまい住むことができなくなり、なんと近所に別に家を買いそこで暮らしている、今後その家を自分たちで使いたいから片付けてほしいというものでした。
住めなくなったから新たに家を買うという行為もなかなかすごいですがなんとこのお婆さん、現在住む家もそろそろやばいらしく次はマンションを買うことを検討中だとか。
二階建てでそう大きな家ではなく1階はマンションタイプで言えば1LDKで2階に2部屋という間取りでどの部屋もゴミというか物で埋め尽くされていますがひどいのは一階部分で二階はほぼ無傷です、一軒家の場合やはり主な生活スペースは一階に集中しますので上に行くほど普通の状態であることが多いです。
結構派手に見えますがゴミの上を歩いて踏みつぶしていないので圧縮されておらず重量が張りそうな物もあまりなく、また搬出条件も道路付けも抜群に良いことから量はあってもサクサク進むパターンと考えました。
ゴミの総量は3000Kg前後と試算し見積もりは2700Kg~3300Kgの間で積み高方式としました、作業費と運搬料を29万円と固定しあとは廃棄物が実際出た量で150円を掛けるという方式にし最終的には3200Kgの廃棄物が出たので77万円となりました。
この量を測るというのが見積を算出する上で基礎となる部分で部屋の広さ(平米数)とゴミの平均高さやゴミ質で重量を割出すので経験を積まないとできない部分です、全体量がわからなければトラック台数も作業人員も決めることができませんので一番肝心かなめの大切な作業です。
今回は積み高方式としましたがマンションでも同じで不確定要素がある場合はこの方式を取ります、たとえば押入に中が確認できない場合や下のほうのゴミが明らかでないなどはある程度幅を持ち一番フェアな方法で値決めをするのです、処分費は年々高騰しておりこの場合でも単純に100Kg違えば15000円の違いが出ます、多く出しすぎて実際が少ないとお客様の負担になってしまいますし逆だとこちら側に損がでてしまいますのでこのような方式を取る場合もあります。
☆ゴミ屋敷片付けの見積は経験が命!料金算出の方法
ゴミはなくなってもまだ不完全
住めるように仕上げるのがまごのてクオリティ
ゴミ屋敷の場合はゴミがなくなって初めて部屋の全容が明らかになります、この家の場合は放置されてた期間も長くその間にゴキブリやネズミが出ていた形跡もあり所々傷みがありました、とてもじゃないですが掃除程度で住める家になるレベルではありません。
まず水回りと床はクリーニングでなんとかなるレベルですが壁や天井、建具などは傷みも激しくネズミにかじられた跡もあることから部分リフォームを検討してもらいました。
いろいろ検討した結果、今後は若い夫婦が住む予定ですのでこの際水回りも完全に今風のものに交換し内装も一新しようとなったのです、しかもその費用はすべてお婆さん持ちでした。
リフォーム工事も私たちの工事部で手掛けさせてもらい、室内のみならず外壁などすべてを一括して手直しと大規模な工事となりお片付け着手からさらに40日後すべての工事が完了し新築のように生まれ変わりました。
私たちはゴミを回収するだけのゴミ屋ではありませんので、このように住める形に仕上げるというのがミッションです、ですので別に費用は掛かりますが仕上げのハウスクリーニングや場合によっては根本的な部屋作りや収納整理までオススメするのです。
☆ゴミ屋敷片付けの完成形とは
行政、警察、テレビ局が関与したゴミ屋敷
町全体の資産価値が下がると集中砲火
都内の高級住宅地の有名ゴミ屋敷を片付けたことがあります、テレビがこぞって取り上げた家なので写真は出さないでおきますが、この件は着手するまでおよそ3年を費やしたものでした。
ゴミ屋敷条例というものが各地で制定されだした頃にこの物件があるテレビニュースで取り上げられました、その地域は坪単価が300万とも400万とも言われる地域で有名人や著名人も住むいわゆる一等地です、敷地面積70坪ほどの敷地におしゃれな洋館ですが家の原型がわからないぐらいゴミで埋まっていました。
ニュースでは近隣住民のインタビューもあり、これがあるせいで(このゴミ屋敷)周辺の土地相場が下がってる、資産を目減りさせる存在だ、けしからん!このような内容だったと記憶しています。
そしてこのゴミ屋敷を片付けるという相談が舞い込んだのです、本来かかわらないはずの地元警察と自治会長が来社され相談に来たのです、これは同じ時期に私たちのテレビ放送があったのでそれを見た自治会長がなんとかならないかとけっこう切実な面持ちで来たのです。
そうは言うものの自治会や警察が片付けるわけにもいかず、その家の主をなんとか説得してくれというところからのスタートでした。
このストーリーを書くとそれこそ3万文字ぐらいになりますので省きますが、着手するまでおよそ3年を要しました、時には行政担当者と時にはテレビのディレクターと、ですが最終的にはこれらの外野を全部外し今後は絶対にテレビで取り上げないと固い約束をして着手となったのです。
こうやって文字に書くとなんてことありませんが、本当に何度通ったかわからないぐらい通いました、そしてやっと玄関先まで入ることができ正体不明のお茶のような物を出されるまで2年ぐらいかかりました。
家屋内は予想よりすごいゴミ屋敷というわけでもなく、世辞にもキレイではないけどこの程度ならいくらでもあるというレベルでした。
こうやって厚い氷を溶かすがごとくゴミ屋敷の主を説得し、心を開かせるまでには相当の時間と人間関係を作らなければ実現しません、この家の片付けは延べ10日ほどかかったのですが作業時には近所の人も手伝ってくれたりお茶や食事の用意もしてくれ、まるで祭りのような一体感があったのは不思議な体験でした。
最終日には私たちとその家の主、自治会長をはじめとした地域の人が抱き合いある意味変な感動に包まれたのでした、ゴミ屋敷住人は時として変人扱いされますが大多数はけっしてそんなことはなく誠心誠意人対人という意識で接すれば必ず八方丸くいい方向で終われるのです。
ちなみに片付け費用は約450万円でしたが、その後のリフォームやその他でトータル1200万ぐらいになりました。
※ゴミ屋敷条例を使って部屋を片付けるという情報がありますが、まったくのデタラメです、ゴミ屋敷条例は個人宅を公費で片付ける条例ではありません、犯罪レベルのデマ情報を鵜呑みにして恥をかかないようにしましょう。
快適な住まいになるように適切なアドバイス
片付け実績が豊富だからできること
ゴミ屋敷や汚部屋の掃除業者をお探しであれば東京近辺であればまず私たち株式会社まごのてにご相談ください。
ゴミ屋敷片付けに日本一精通してる専門会社ですので安心してお任せいただけます。
お片付けや掃除だけでなくどうすれば快適な住まいにできるのか?再びゴミ屋敷化しないためにはどんな生活習慣を身につければいいのかを的確にアドバイスいたします。