ゴミ屋敷化するのは女性が多いは本当?女性のゴミ屋敷の特徴

2023/08/21

ゴミ屋敷状態に住む人の男女比についてお伝えしようと思いますが、ゴミ屋敷関係の他社記事を見ても圧倒的にゴミ屋敷業者に依頼するのは女性のお客様が多く、その割合は70%が女性であると言われており、この数字には私たちも異論がなく以前は部屋がゴミ屋敷化するのは女性特有の現象であると思った時期もあったぐらいです。今回の記事は本当にゴミ屋敷化するのは女性が多いのか?男性のゴミ屋敷と何が違うのかを考察していきたいと思います。

ゴミ屋敷に女性が多いは本当か
 

ゴミ屋敷の男女比率に変化の兆し

まごのてのコラムでも学会などの公式な場でもゴミ屋敷の男女比は7:3とよく言っていましたが、実はこの比率に変化が出てきており従来の認識であった男女比7:3は間違いではないかと考え始めています。ここ数年で大きく形勢が変わってきたのか実は私たちが知らなかっただけで以前からそうだったのかはまだ分析途中ですが確実に以前とは状況が変わってきています。もしかしたら部屋がゴミ屋敷化するのは女性が多いという定説が覆るかも知れないと感じており社内的にもデータ集めをして注目しています。
 

この記事は実体験に基づき佐々木薫が執筆します

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ゴミ屋敷で暮らすのは男女どっちが多い?

全国のゴミ屋敷業者の認識では完全に定着している男女比7:3ですが、本当にこの比率は正しいのか?すでにデータとしては古いのではないかと感じることが起きています。すでに7:3ではなく6:4もしくは男女差はないと言う状況ではないかと思っています。まずその理由をお伝えします。

男性ゴミ屋敷が急増の理由
 

男性客からゴミ屋敷片付け依頼が増加

体感的に男性のお客様からゴミ屋敷片付け依頼が増えてるなと感じだしたのはコロナ渦真っ只中の2021年頃からでした、そして2022年4月5月の2か月間のデータを見てみると、営業日数56日のうち特殊清掃と遺品整理そして単純な不用品やゴミ回収を除いた依頼件数は69件でした。

そして男女比ですが男性のお客様29件に対し女性のお客様40件と以前言っていた7:3ではなく6:4となりました、さらによく見ると2021年6月はゴミ屋敷関係の依頼件数54件に対し23件が男性客とわずかの差となっていたのです。

もしかしたらコロナ渦の在宅時間との関係があったのかどうかは今後の動向を見ていく必要があるのですが、巷でよく言われるコロナで在宅が増えたからゴミ屋敷が増えたというものではありません、もちろん程度の差こそありますが、お片付けをしたのがコロナ期間だっただけでゴミ屋敷化が始まったのはそれ以前だからです。
 

ゴミ屋敷は男女どっちの部屋の状況が悪いか?

昔の言葉で「男やもめにウジが沸く」「女やもめに花が咲く」という言葉がありますが、ことゴミ屋敷に関してはどちらの内容が濃いかということもよく話題になるのですが、これに関しては圧倒的に女性のゴミ屋敷系のほうが内容が悪いと言えます。

同じコンビニ系ゴミ部屋だとしても女性の場合は少し食べ残しがあったり、ペットボトルや紙パック飲料も少し残っていたりと生ごみ化しやすい傾向にあります、そこへ衣類や小物の保有率も男性とは比べ物にならないくらい多いのでどうしても全体量が増える傾向にあります。

これはお片付けにかかった料金からも明らかな差があるのですが例えば2年溜めたコンビニ系ゴミ屋敷でも男性が15万円~20万円あたりが多いのに対し女性は若干上の25万前後~30万円近くまで跳ね上がることが多く、作業時間を見ても女性の部屋のほうが平均値で2時間近く長くなることが多いです。
 

ゴミ屋敷女性の年齢と職業はどんな人が多い?

部屋がゴミ屋敷化する理由は人それぞれですから職業的なものや年齢はあまり関係ないように思いますが、私たちへ依頼する女子のお客様は断然多いのが看護師さんなどの医療関係者で他には学校の先生やCAさんなど花形職業の方が多い印象で比較的収入も高く稼いでる女性が多いです、ただこれは私たちのような業者に依頼する方であることからどうしてもそのような傾向になってるというだけであって実はあまり職業は関係ないのかもしれませんが看護師さんだけは少し違うかもしれません(理由は後述します)

よく不規則な勤務でゴミが捨てられなくなるとか、忙しい人は散らかったりゴミを溜めたりしやすいなどと言った論調で書いてる記事や話してる人を見かけますが、不規則や忙しいというのは実はゴミ屋敷化とはあまり関係ないと思ってます。

というのは忙しいからという理由からゴミ屋敷化した人はほとんんどいません、忙しい人は片付ける時間がないということもなくそんな人ほど短時間で効率よく掃除や片付ける術を持っています、また根本的に散らかりませんし汚れません。

まごのてのハイクオリティな部屋の片付け
 

ゴミ屋敷の女性特有のバイオリズム

ある日から突然片付けられなくなったり、逆にある日突然お片付けに夢中になったり物を捨てまくったりするのは断然女性が多いです、これは私がゴミ屋敷というものに興味を持ち発生のメカニズムや理由を探る中で得たことですが女性は「突然」ということがよくあるのです。

女性は心の動きが様々な現象として現れ、部屋に現れる人もいれば暴飲暴食に走る人もいれば、ギャンブルやホストに嵌る人もいるように部屋に現れること自体はなんらおかしなことではありません。

ゴミ屋敷化する女性特有のバイオリズム
 

ゴミ屋敷に看護師さんが多い理由

ゴミ屋敷の女性のお客様で看護師さんが多いのは周知の事実で他社コラムでも同じような記述があることからこれに関しては一定の信憑性はありますが、その中身まで言及した記事はありませんのでこの機会にお知らせしようと思います。

看護師さんが多いと言っても例えば街にあるクリニックや医院の看護師さんは少ないです、どちらかと言えば大病院でしかもICUやオペ室、ERなど命のやり取りがあるひじょうにタイトな現場勤めの看護師さんが多いのです、1秒たりとも気が抜けない、生と死の狭間で生きていくのは多大なストレスがかかることは容易に想像できます。

ここで短絡的にストレスからくるゴミ屋敷化とは言い切れなく、別にストレス負荷が多いのは看護師さんだけでなありません、他の職業でもある得ることです。とは言えタイムリーに命に関わる職業はそう多いものではなく、やはりこのあたりがポイントとなるのは明白です、私も長らくこの部分の解明ができなかったのですが、ある方との話で一定の仮説を立てることができましたのでご紹介します。
 

ゴミ屋敷にすることで心のバランスを取る人

私たちとお付き合いの長い漫画家でありライターの村田らむさんのホームレス本の出版イベントの際に、同じく参加していた男性と話したのですが、その方はいわゆるエリートサラリーマンで生死にかかわるということはないものの責任は重く大きなストレスがあると言います。毎日気が抜けない張り詰めた時間の中で生きてると、時に真逆の自分で居たくなる時があると言いました、その方の場合は『息を抜く』というレベルのものではなく年に何度か休みの日には思いっきり怠惰な自分で居るということでした、歯は磨かない髪もセットしない、スウェットにTシャツという出で立ちでサンダル履きのまま山谷(さんや)に行くそうです、山谷とは東京のホームレス街で大阪の西成とよく似た町という認識でいいと思います。

山谷に行き公園や商店街で昼寝をし、よくわからない店でよくわからない物を食べたり飲んだりしホームレスたちと飲み交わしドヤ(簡易宿泊所)で数日泊りリフレッシュするのだということでした。

看護師さんをはじめ張り詰めた時間の中で生きてる女性たちのゴミ屋敷化はこれと同じではないかと思うのです、外ではバリバリで華麗な自分自身、だけど部屋に帰ればひたすら怠惰な自分で居ることでバランスを取り平穏を保ってるようにも取れるのです、いわば人間の持つS性とM性を生活シーンで使い分け心の平安を維持してると考えて間違いないとの結論に至っています。
 

ゴミ屋敷を片付けるきっかけ

ゴミ屋敷化するきっかけも百人百様なら部屋を片付けようとなるきっかけも人それぞれですが、一番多いのは自分から進んで片付けるというより仕方なくという場合が多いです、それは引越であったり点検であったり片付けざるを得ない状況が迫ったとき、他には自分以外の他人に部屋を見られたりゴミ屋敷がバレてしまった時などです、これは自分の意志に反し仕方なく渋々という側面が強いです。

ゴミ屋敷脱出のきっかけ
 

自ら進んで片付けようとするのも女性が多い

一方自分から進んでという場合ですが、前章のゴミ屋敷化させることで心のバランスを保っていた人は、このままじゃダメ人間になってしまうと我に返った時が多いのだと思います、我に返るというより怠惰な自分(M性)のほうが強くなったと認識した時にリセットするかの如く今度は逆に捨てまくるという方向に行くようです。

これは片付け作業時にも表れていて、他からの要因で仕方なく片付けることになった方は物を取り置きたがる傾向にあります、たとえ汚れていても客観的に使用不可と思う物でも一応取っておくということになりがちです、片や自分から進んで片付けようと考えた方はキレイさっぱり一掃し次の瞬間すべて新調し揃えてるというパターンが多いように感じます。実は自ら進んで捨てまくるという思考になるのも女性が多いと感じています、ゴミ屋敷化することと捨てまくることは表裏一体で同じメカニズムなのかもしれません。
 

【番外編】孤独死関係の男女差

まごのてが保有する特殊清掃専用ホームページ内のコラムに孤独死リスクは男女どっちが多いかという記事がありますが、まず医学的な側面から見た場合突然死リスクが高いのは4:1で男性です、2017年に国立循環器病センターが発表した心臓突然死の原因のひとつであるブルガタ症候群の遺伝子検査の有用性という文書には男女比9:1と発表されてることから見ても男性のほうが突然死のリスクが高いことがうかがえます。

これは死亡リスクであって、もし体調の急変で部屋で亡くなったとしても発見されるまでの期間は男性は断トツに長いのに対し女性は早く発見されることが多いのです、特殊清掃の現場で女性が亡くなってた部屋の清掃は少なくそれこそ10件中1~2件です。

これは女性が作るネットワークによるところが大きいと考えます、道端や公園でのお喋り仲間から、趣味の仲間まであらゆる分野で人間関係を構築するのは女性が圧倒的でそれは齢を増すごと広がるのではと思います、ですから異変を察知してもらえる可能性が高くもし何かあっても発見が早いと結論付けることができます。
 

片付けられない女性の味方の片付け業者

まごのては単に部屋を片付けたりゴミを回収するだけではなく、このように一歩も二歩も踏み込んだ研究を行いお客様を理解しようとしている部屋の片付け業者です。ゴミ屋敷やセルフネグレクト研究の第一人者である東邦大学の岸恵美子教授と共同研究やご指導の下、日本で一番ゴミ屋敷に情熱を注ぎかつ理解している数少ないゴミ屋敷や部屋の片付け業者です。

また2012年からリリースした女性のお客様のために作ったなでしこお掃除隊は、当時ゴミ屋敷の片付け現場に女性作業者を投入してる会社は珍しいということでたびたびテレビやマスコミに取り上げられました。

ゴミ屋敷bustersなでしこお掃除隊

私たちはどんなに汚れていても散らかっていても途中で作業放棄などは絶対にいたしませんし、そもそもお断りすることも絶対にありません。ゴミ屋敷や汚部屋を片付け続け技術を上げてきたプライドと誇りにかけても必ずキレイに仕上げることを至上使命としていますので安心してご相談ください。
 

どんな状況でも大急ぎのお片付けたまわります

株式会社まごのては東京近辺であれば最短当日の作業も可能です、ただしシーズンや閑散期でも曜日や時間帯によっては対応できない場合もありますので余裕を持ってご相談ください。

特にゴミ屋敷状態の場合は粗大ごみの不用品回収のように部屋から出すだけで済まず要不要選別や梱包、水回りなどのハウスクリーニングも必要になりますので引越が決まったらできるだけ早くご依頼ください。

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