まごのてがゴミ屋敷業界では異質と言われるワケ

2023/10/10

ゴミ屋敷や汚部屋を片付けますという業者はたくさんありますが清掃技術が高いのはもちろんのこと安心安全に配慮した片付け業者は実はそう多くありません。株式会社まごのては2008年に「代行サービス孫の手」という商号で個人創業したものですが、2014年に現社屋へ移転と法人改組したことをきっかけとして同業他社とは一線を画す運営方針に切り替えたのです。

開業当時からいわゆる価格競争をしてお客様を集めるというのがこの業界の主流でした、私たちもその流れに迎合すべくいかに安くサービス提供ができるかを腐心した時期もありましたが、すぐに限界を感じました。それはどう足掻いても他社が表示している値段では利益が出ないどころか犯罪行為に手を染めないと実現できないということがわかったので法人改組を機に大きな方針転換を打ち出したのです。

本記事は株式会社まごのて代表取締役佐々木久史が実体験に基づき記載しました

まごのては清掃技術が高い
 

価格競争に巻き込まれない清掃サービスとは

価格競争をしないということは別路線で競争をするということです、そこでイチからすべて洗い出しました。まずお客様は何を求めているのか?そのことをとことん追求したのです、まごのてが日々扱うのはゴミ屋敷や汚部屋で「ゴミ」を扱います。多くのお客様はゴミを捨てるのに大きなお金をかけたくないから安いゴミ屋敷業者のほうが良いに決まってる、というのが業界的に主流の考え方のようでしたが、本当にそうなのかをとことん洗い出しました。

その結果、確かに不用品回収では安さを求める傾向が強いですが、ゴミ屋敷をキレイにしたいと願うお客様はもっと違うことに重きを置いていることが分かったのです。その部分をまごのての「強み」として表現し運営方針や作業のあり方を決定付けていったのです。
 

あなたの部屋のお片付け費用がすぐわかる!

初めてお片付け業者を利用とするお客様にはまごのてのオンライン見積もりをご利用ください。お問合せフォームや公式LINEであれば無料で24時間利用可能で最短でお片付け見積もりと作業内容がわかります。オンライン見積もりであればわざわざ片付け業者の見積もり日に予定を合せる必要がなく時間の節約になります。ゴミ屋敷業者やお片付け業者を選ぶときはすぐに部屋に呼ぶのではなく、まずはだいたいの片付け料金のノリを知ることから始めるのが一番安全な方法です。ゴミ部屋のお片付けや汚部屋清掃のご相談は下記のバナーをクリックして各種お問合せフォームにお入りください。

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安心できる!安全である運営体制を確立

ゴミ屋敷を片付けたり汚部屋清掃をする業者にお客様は何を求めているのかを徹底して洗い出し、時には実際にご依頼いただいたお客様からヒアリングしたり、率直なご意見をいただき100%とはいかないまでも、これなら安心!と考えてもらえる方針を打ちだしました。

一方で不安材料もありました。安心安全な運営体制を行うということはコストが増大するということです、運営コストが上がる=サービス提供料金が大きく上がるということを意味します。ネット上は安いが正義!が蔓延る中にあって真逆の方針はある意味賭けでもありました。

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安心安全なゴミ屋敷業者はまごのて
 

コンプライアンス順守を基本とした運営

まずは何を置いても法令を遵守するというのが当たり前でなければいけません、各種法律を元に社内の規律(ガバナンス)を決定しました。ゴミ屋敷片付けや不用品回収の業界は法人組織として運営している事業者よりも個人事業主のほうが遥かに多いのは今も当時もあまり違いはありません。

個人事業主も法人組織も守るべき法律に差はないのですが、唯一労働基準法に違いがあります。労働基準法とはご存じのように雇用されている人を守る法律です、雇用されてる人を守るということは個人事業主には適用されないのです。労働時間の制約もなく、最低賃金や割増賃金の規定も当然ありません。

年中無休24時間でも何の問題もありませんし、1日10時間仕事して日当三千円の給与であっても自分自身が納得していれば何も問題ないのです。一方人を雇用した場合はそんなことは出来ません、1日の労働時間や休日や賃金まで事細かに規定されていますので人件費を削ってサービス料金を下げるということも当然できなくなるのです。

その他にも廃棄物処理の問題や、納税や各種保険の加入など厳密なことをすればするほどコスト増になることばかりですが、コンプライアンス遵守は基本中の基本と位置づけクリーンにいたしました。
 

清掃作業に従事するスタッフを正規雇用化

私たちの仕事はお客様宅が職場です、ゴミ屋敷や汚部屋だとしてもその場所は人の生活の場であり完全なプライベートスペースです。その場所に得体の知れない者はもちろん、責任の所在がはっきりしないアルバイトや派遣を入れるわけにはいかないということで働く者をすべて正規雇用としました。

それまでは仕事の分量に応じてアルバイトを雇用していましたが、その者たちをすべて正社員とし給与も完全月給制としたのです。この清掃スタッフを全員正規雇用化するというのが一番の肝でした。会社運営で何が一番コストがかかるかと言えば人件費です。

仕事があっても無くても給与は発生します、社会保険や厚生年金の半分は会社が負担しますし、福利厚生やその他教育費用も増大します。単純に清掃作業費が従来であれば1.5万円程度だったものが軽く2倍程度にしなければ即採算割れという状況です。どうして一番コストがかかる部分を真っ先に手入れをしたのかですが、日々お片付けの現場に赴くのは経営者ではなく清掃スタッフだからです。

お客様宅と直接接する者にお金を掛けないことには絶対に作業クオリティを上げることなど出来ないからです、実際に正規雇用者であるからこそ技術をしっかり教え込むことができますし、働いてる者にしても生活は保障されているのですからしっかり仕事に打ち込むことができる、その結果技術が上がるという図式です。
 

社屋と作業所をキチンと備え「実態のある会社」へ

意外に思われるかも知れませんが、ゴミ屋敷や不用品回収業者のほとんどが社屋や作業所を持っていません。遺品整理や特殊清掃業者でも同じで、ホームページに記載されている会社住所をGoogleストリートビューで見ても清掃会社の社屋らしきものが確認できる業者はほぼ見当たりません。だいたいがアパートやマンション、良くてオフィス系雑居ビルでひどいのになると空き地やそもそもピンポイント表示されないという有様です。

ゴミ屋敷清掃でも遺品整理でもそれなりに高額な取引になります、ワンルーム系のゴミ屋敷でも20万円以上になることもありますし、遺品整理や特殊清掃では100万円に及ぶこともザラにあります、けっして安い金額の取引ではないにもかかわらず社屋もないような「得体の知れない」業者であることはお客様に対して失礼にあたります。

そして何よりも日々清掃現場で使う道具を常に清潔に保てることや、技術開発のための実験なども出来るようになったのは特筆すべきです、それまでも小さな事務所兼作業所はありましたが方針転換を機にそれまでの10倍の規模の社屋へ1000万円以上投入して移転したのは意義深かったと感じています。
 

特殊清掃など周辺業務の拡充

会社としての器が整い、人材育成も出来る体制が整ったのでゴミ屋敷や汚部屋清掃の関連である特殊清掃や遺品整理業務を本格的に行うこととしました。特殊清掃に関してはいつでも参入できる状態であったのですが、やはり機材の保管や消毒の問題があったので設備が整うまで積極的には行いませんでした。

特殊清掃とは人が亡くなった部屋を清掃したり消臭する作業内容ですが、使う道具をゴミ屋敷より更にワンランク上のレベルで管理しなければいけません、新社屋に移ったことにより高温で消毒するオートクレーブ滅菌機などを備え安全に清掃作業ができるようになりました。

また特殊清掃で使用する薬剤の開発や技術向上のための実験を行うこともできるようになりました。その成果は着実に上がっており消臭のためのオリジナル薬剤やコーティング剤の開発に成功しています。

その他関連事業としましては外壁や排水管をキレイにする高圧洗浄や宅地建物取引業の免許も保有し、家のことでお困りのことはすべてまごのてでカバーできるようになりました。

孤独死の特殊清掃やご遺品整理

 

日本一ゴミ屋敷片付けに情熱を注ぐ理由

多少前後しますが、どうしてまごのてはゴミ屋敷や汚部屋のお片付けや清掃に情熱を注ぐのかをお伝えいたします。株式会社まごのての前身は「代行サービス孫の手」といういわば便利屋のようなものから始まりました。現取締役会長の佐々木薫がハウスクリーニング経験者であったこと、元代表者の佐々木久史が運送業業歴が長く引越などにも携わった経験から普通の清掃とその周囲の雑務をこなしていたのです。

それこそ行列並びや逃げた猫を捕まえるであるとか、掃除の依頼もありましたが本格的なものではなくお手伝いに近いものが多かったと記憶します、そんな日々の業務の中でいわゆるゴミ屋敷の片付け依頼があり、当時ゴミ屋敷片付けを不用品回収程度に考えていた私たちは軽くショックを受けたものです。

以降ポツポツとゴミ屋敷関係の依頼も増えてきた中で転機とも言えるお客様との出会いがゴミ屋敷片付け業者の専門に方向付けるものになりました。

日本一ゴミ屋敷片付けに情熱を注ぐ理由
 

ゴミ屋敷の専門業者へ転身するきっかけ

このお話は講演やマスコミ関係にもことあるごとに話していますのでご存じの方も多いと思いますが、そのお客様は某有名女子大に通う女の子で、些細なことからゴミを溜めてしまい悩み抜いた末に数社の片付け業者に相談をし、まごのてもその中の一社でした。

当時まだゴミ屋敷の現場経験も浅く対応もぎこちなかったと思いますが、ワンルーム20㎡程度の部屋をくまなくチェックし清掃料金を提示しました。その子は少し目を伏せ「ご連絡します」とだけ言い、その場はそれで終了となったのですが、その日の夜その子からメールが届き「お金が溜まったらお願いします」とだけ書かれていました。

薫はそのメールを見るやすぐに電話をしこう言い放ったのです「あのねおばちゃんあなたの部屋見ちゃったの、娘と年が違わないあなたが今夜もあの部屋で寝ると思ったら我慢できないの!」そしてお片付けの費用なんて後でいいから!とにかく片付けてしまおうと翌日の午後から清掃作業を決行したのでした。

ゴミの中から必要な物を分別しながらゴミを片付け水回りも床も丹念にクリーニングし、切れてた電球も取り換え部屋らしくなった時は私たちもその子も手を取り合い抱き合い号泣したものです。

その日の夜長いメールが届きました、嬉しくて長らく浸かっていなかったお風呂に何度も入ったこと、九州の両親にすべてを打ち明けお母さんが上京してきたときに部屋に入れなかった理由を話し、そしてお金は後でいいから片付けようと言う言葉がなければ死んでいた、という内容でした。
彼女はお金もない片付けもできない、私は生きる価値がない死のうと思ったときの電話だったと言います。

この出来事がきっかけでゴミ屋敷片付けの専門会社になることを決めそれ以外の業務から完全撤退したのです。
 

人生をも変えるお片付け業者であることを決意

部屋のことで悩み死ぬことまで考えてしまう人がいる事実、そんな人の一助になりたいという思いでこの仕事を極めていこうと決意しました(実際思い詰めて亡くなった方がこの10年で3名もいます)当然今もその思いは変わらず、相手の人生を変えようなんておこがましいことは考えてもいませんが結果的に人生にまで踏み込む仕事なのです。

私たちが執拗に悪徳業者や適当な文言で集客し騙す行為をする業者を糾弾するのは依頼するお客様は相当の覚悟や勇気を持ってコンタクトしているのに愚弄する行為と思うからに他なりません。

まごのてほどゴミ屋敷やその周辺の経験があり造詣が深い者はいないと自負していますし、そんな私たちが経営する会社ですから万にひとつの間違いはなく料金面や作業面においても指標となるものと確信しています。
 

ゴミ屋敷とはを徹底して理解することを開始

ゴミ屋敷専門と方向転換して以降、ゴミ屋敷や汚部屋と呼ばれる部屋を清掃する機会が増えどうしてこんなゴミ屋敷状態になるのか?と疑問が沸きいろいろ調べるようになりました。
 

まずひとくちにゴミ屋敷と言っても様々な類型があること(ゴミ屋敷片付けの進め方参照)そしてゴミ屋敷には確固とした定義がないことを知りました、ですから学術的にはいわゆるゴミ屋敷という表現をします。

ちなみにですがゴミ屋敷という言葉はかつては某会社が商標登録していた呼び名ですがこれだけ使われることが多くなった現在は登録の継続がされていません。

同じような時期に各地でゴミ屋敷条例なるものを制定する動きが始まり東京都足立区がその先駆けとしてこの条例を制定しました、この条例についてテレビの取材やいくつかの行政区でこの条例を制定するにあたっての意見交換に参加したりすることが増えました。

ゴミ屋敷に対して条例まで作るというのはどういうことかと言いますと、道路や建物外にまでゴミや不用品が溢れたり堆積している家屋を安全確保や美観の観点から規制し改善を促すためにこの条例ができました、ですからどちらかと言えば私たちが日々扱ってる物とは若干内容が違います(部屋の中だけで完結している)イメージとしては一軒家で外にまでゴミが堆積してるものをゴミ屋敷、マンションアパートでその部屋の中だけでゴミを溜めているゴミ部屋またはゴミマンションと分かれるのですが総称してゴミ屋敷と呼ぶことが多いです。

ごみ屋敷とは何たるかを知ることはひじょうに意義のあるもので、ゴミ屋敷を取り巻く社会情勢や環境を知ったことでより深くゴミ屋敷住人と接することができたり、実践的な技術開発ができるようになったと考えています。
 

ゴミ屋敷研究の第一人者岸教授との出会い

ゴミ屋敷の専門家としてマスコミに取り上げられたりする機会が増えた中で、テレビ朝日のディレクターを通じて東邦大学の岸恵美子教授(当時は帝京大学)との出会いがありました。岸教授はゴミ屋敷はセルフネグレクトであるという研究を進めており、研究者の立場からゴミ屋敷とはと説いておられました。

日々現実のものとしてゴミ屋敷と格闘する私たちと学術的にゴミ屋敷を研究する教授との出会いはお互いひじょうに意義のあるものだったと思います。まごのての方から毎月実際のデータを送り教授が分析をし様々な仮説を立てて再度私たちにフィードバックするという産学共同連携が生まれました、実際にまごのての作業方針も岸教授の指導をたまわりながら決定していったものも多くあり、特に高齢者宅のお片付けで採用している「捨てないお片付け」など具体的な形として現れていきました。

また高齢者虐待防止学会や日本在宅医学会での登壇実績もあり、介護や福祉の現場とゴミ屋敷の問題に大きく切り込むことになり、岸教授が発表する論文などにはまごのてと共同研究であることが記されたものも多くあります。

このように株式会社まごのてはゴミ屋敷の研究機関でもある地位を築いていき、今なお進化をしています。

高齢者虐待防止学会や日本在宅医学会での登壇実績
 

後悔しない片付け業者を選ぶなら実績豊富なまごのて

株式会社まごのてが部屋の片付け業者としてどんな理念を持ち、どんな運営方針なのかの一端はご理解いただけたのではないかと思います。長々と書きましたが、まごのてはどんなごみ屋敷や汚部屋でも完璧にキレイにします、その理由はその部屋が人の住まいだからです!

変な片付け業者を選びたくない、汚部屋を完璧にキレイにしたいとお考えでしたらまずはまごのてにご相談くだされば、ご希望に沿った部屋作りのご提案ができます。東京近辺で失敗しないゴミ屋敷業者を選ぶならそんなに選択肢は多くないのがおわかりだと思います。

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東京近辺のゴミ屋敷片付けならまごのて!

どんなに部屋が散らかっていても、ゴミが多くても、どんなに汚れていても全く心配いりません!まごのてのスタッフはこの仕事を専門にやっている者ばかりですので驚くこともありませんし、清掃不可能ということも絶対にありませんのでご安心ください。

朝はゴミが満載の部屋でも夕方には素足で歩ける部屋に戻せるのは、やはりゴミ屋敷の専門会社ならではです、ゴミ屋敷や汚部屋を片付けたい、キレイにしたいと思っても不安が先立つかもしれませんが、ほんの少し勇気を出してまごのてに相談してみてください。

ゴミ屋敷片付けるならまごのてでしょ


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